ピュアサウンドを奏でる本格インテリアスピーカー

セミトールボーイ・DTラビリンス型 エンクロージャー

CS-437N 特徴・詳細

セミトールボーイ・ラビリンス型エンクロージャー CS-437N

音質重視のセミトールボーイ形

CS-437Nは音質重視設計。
他のキュリアスピーカーは目的や設置場所などで大きさ・形を決めたのに対して、CS-437Nは「パークオーディオの13cmサイズのスピーカーをより良く鳴らすにはどうしたらよいか?」から設計をスタートしました。
選択したのは、ラビリンス型(音響迷路型)といわれている方式で、スピーカーの後ろから出た音を迷路状の音道(管)を通すことで高音域が減衰し、残った低音域の音エネルギーを外に放出することで、狙った周波数の増強が可能となります。
その周波数は音道の距離(迷路の長さ)によって決まるのですが、CS-437Nは最適な音道の長さを計算した結果、セミトールボーイ形となりました。
高さ約60cmですので、座って聴く場合は床に直置きもOK。椅子に座る場合はキャビネット台やスピーカー台で高さを調整できます。


PARC Audio 13cmシリーズのスピーカーユニットに対応

キュリア CS-437Nは、スピーカードライバーを搭載しないキャビネット(箱)の完成品です。
お好みのパークオーディオの13cmスピーカーユニットを装着して楽しむことができます。
PARC Audio(パークオーディオ) 13cmシリーズ ウッドコーン・パルプコーン・PPコーン・アルミコーン     PARCとは、
Pleasant 気持ちの良い
Airy 空気のように軽やかな
Refreshing さわやかな
Comfortable 心地良い
の頭文字。
「CS-437N」は、PARCのスピーカーユニット達を生き生き響かせます
PARC Audio(パークオーディオ)ドリームクリエーション
PARCの13cmのユニットは中堅サイズのシリーズで、コーン(振動板)の種類も豊富です。
あなたの好みに合ったユニットを装着すれば、他のスピーカー方式と一味違う音色が楽しめます。

装着可能スピーカーユニット
商品番号 コーン素材 特徴 再生周波数 備考 試聴
DCU-F131W 多層ウッド 艶っぽい中域と低域の厚み F0〜20kHz Limitedも可
DCU-F131PP 超軽量PP 軽やかで聴き疲れしない F0〜16kHz
DCU-F131P パルプ 高域が伸び、バランスが良い F0〜20kHz 【生産終了】
DCU-131A アルミ 高分解能でしっかりした低域 F0〜12kHz ウーファー
DCU-131K2 ケブラー 高SN高分解能 F0〜10kHz ウーファー【生産終了】
DCU-C131W 多層ウッド コアキシャルで高音補強 F0〜25kHz ネットワークが必要
サンプル音比較一覧

ユニットの装着はプラスドライバー1本で可能です。
同梱のターミナルをキャビネットに取り付けた後、ターミナルから延びた電線の先の端子とスピーカー端子を正しくつなぎ、スピーカーユニットを4本のネジを締めるだけでOKです。

■ラビリンス(音響迷路)型?
音響管型の一種といわれていて原理は古くからあるのですが、内部構造が複雑になるため製作例が少ない方式です。
バスレフ(位相反転)型やバックロードホーン型のような積極的な低音補強は望めませんが、背圧(空気バネ)がほとんど掛からず、コーンが自由に動けることで音の立ち上がりが良く、分解能が高くなります。
デメリットは背圧がかからないので、コーンの動きが大きくなりやすく、大音量の再生はできません。


音道の最適化チューニング デュアルチューブ・ラビリンス型

初めて作るラビリンス型スピーカーでしたが、試作を重ねること数回。
そこそこの音は出るのですが、測定する周波数特性で大きなピーク(山)とディップ(谷)が出てしまいます。
これはラビリンス(音響迷路)型の宿命で、有限バッフル型やロードホーン型でも同じように現れます。
吸音材の種類や場所、量を調整しましたが決定的な解決方法は見つかりませんでした。
今回はスピーカー無しのキャビネットのみでの販売方法なので、特定のユニットにターゲットを絞ったチューニングも不可能と考えていました。
試行錯誤しながら悩んだあげくにひらめいたのが、メインの音道で影響するピークとディップを打ち消す音道をもう一本作り、計2本の音道のラビリンス型エンクロージャーでした。
その名も、デュアルチューブ・ラビリンス(dual-tube labyrinth)型。

試作スピーカーは大成功!
その後、吸音材の種類や量、場所を何度も調整した結果、PARC Audio 13cmシリーズを生き生き鳴らすことができるよう調整しました。

DTラビリンス型スピーカー
通常の音響迷路型・ラビリンス型スピーカーは音道を1本で設計します。
音響管(音道)の長さによって基本の共振周波数が決まりますが、ポートから出てくる音は強弱や位相ズレが発生したりしてユニット前面の音と増幅と減衰がおこります。
このため測定する周波数特性には大きなピークやディップが発生してしまいます。

DT(デュアルチューブ)ラビリンス型は、長さの異なる音道を2本で設計し、メインの音道で発生する干渉をサブの音道で打ち消す効果で従来のラビリンス型の弱点を克服した方式です。

DT(デュアルチューブ)ラビリンスとシングルタイプの周波数特性比較
上はラビリンス型試作スピーカーでの特性比較です。(吸音材なし)
エンクロージャーの設計は若干異なるところはありますが、測定条件と使用スピーカーユニットは同じです。
デュアル音道の方が通常のシングル音道よりピーク&ディップが改善されています。

DTラビリンス型は、密閉型やバスレフ型の音色と一味違う新鮮な響きが楽しめます。


高コストパフォーマンス

いままでのキュリアスピーカーは小型シリーズでしたので、高価なウォルナット材を使ってもそれほど販売価格に影響はありませんでした。
このセミトールボーイ・ラビリンス(音響迷路)型エンクロージャーは、サイズは中型、そのうえ内部は迷路のような複雑な構造ゆえ使用する木材が増え、大変手間のかかる構造ですので、高価な材料を使うと販売価格が高くなってしまいます。
また、ラビリンス型スピーカーは背圧(スピーカーの後ろから出る音)を閉じ込める構造でない為、他の方式と比べてキャビネット振動の影響は最小限と考えました。
考えた結果、CS-437Nはウォルナット材を不採用とし、外部にパイン集成材、内部の迷路構造にMDF材を使用し、木目を生かしたウォルナット調仕上げとすることで、販売価格を抑えることにしました。



スペック・仕様

品番 CS-437N    セミトールボーイ・ラビリンス型 エンクロージャー CS-437N
形式 ラビリンス(音響迷路)型 dual-tube labyrinth
ユニット なし PARC Audio
13cmシリーズ対応
キャビネット容量 約15.4L
約230mm
高さ 約600mm
奥行き 約276mm ※1 突起部を含まず
質量 約7kg DTラビリンス型(音響迷路型)
[CS-437N]
よくある質問
板厚 12&18mm MDF&パイン集成材
ターミナル ねじ式 ※2 バナナプラグ対応
価格 29,000円(1本) ステレオは2本必要

※1 ターミナル突起部を含めると、約283mmです。
※2 芯径が4.5mmのケーブルまで対応。


再生周波数帯域の測定データ

ウッドコーン DCU-F131W + ラビリンス型 CS-437N
13cm ウッドコーン DCU-F131W

PPコーン DCU-F131PP + ラビリンス型 CS-437N
13cm PPコーン DCU-F131PP

アルミコーン DCU-131A + ラビリンス型 CS-437N
13cm アルミコーン ウーファー DCU-131A

パルプコーン DCU-F131P + ラビリンス型 CS-437N
13cm パルプコーン DCU-F131P(生産終了品)


ユニットごとの音色の変化を試聴できるよう、YouTubeへ動画をアップしています。
サンプル音比較